Before (改善前)
表面仕上げを行うステンレス板金加工品のコストダウンのポイントとして、ロット数やサイズなども鑑みて適切な表面仕上げ方法を選定することが挙げられます。電解研磨は電解液にワークを浸して行う研磨方法ですが、特にロット数が多く、サイズの小さいワークに研磨を行う場合は作業効率が悪くなり、その分だけコストが上がってしまいます。
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After (改善後)
□50mmサイズまでのワークなら、仕様上問題がなければ、光沢ではやや劣ってしまいますが電解研磨からバレル研磨を採用することでコストダウンを図ることができます。バレル研磨は□50mmサイズのワークであれば、同時に100~150個研磨を施すことができます。リードタイム自体は電解研磨時とあまり変わらないのですが、バレル研磨はバレル内にワークを入れれば自動的に研磨を行うことができますので、研磨作業工数を大幅に削減することができ、結果としてコストを大幅に削減できます。