用語解説

多軸水平研磨とは、方向性のない研磨の模様をつける研磨方法で、属板表面に方向性のない無数の螺旋状ヘアラインをつけることができます。
加工後は、ステンレス表面に渦状の模様がつきます。

多軸水平研磨をおこなったステンレス品を、バイブレーション研磨加工製品とよばれ、特に建築建材で広く活用されています。
華やかさや高級感を訴求する際に使われます。

また、文字を掘る場合、ヘアラインと比較して光沢が鈍いため、柔らかなイメージが訴求できます。

なお、多軸水平研磨には、ランダムアクションサンダーという器具を使用して実施します。
回転しながら、細かい偏心運動をしており、研磨材の移動量は大きくなるため、比較的速く研磨できます。