用語解説
SUS310は、ステンレスの種類の一つです。
耐酸性化が優れたステンレス鋼で、耐熱鋼としてよく使用されます。
耐酸化性はSUS304、SUS309などより優れております。
含有率は、Cr20%とNi20%で、通常使用ではほとんど錆びることがありません。
耐熱温度は1000℃程度です。
耐熱性も、SUS304S、SUS316、SUS309を超えます。
価格は、SUS304と比較し4倍ほど高価になるため、それほど頻繁に使用されるステンレス鋼ではありません。
用途は、工作機械、チャンバーなどの内部部品、ターゲット受けなどに使用されます。
加工の際に磁性が弱くなることから、低加工硬化鋼・非磁性鋼として用いられることもあります。